日本・韓国・欧州
多文化共生都市国際シンポジウム
~語り、協働し、作りあげる:明日のコミュニティ~
日本の自治体にとって、近年、多文化共生が主たる課題と認識されるようになってきましたが、欧州都市においては、過去30年以上にわたって、様々な移民の受け入れの経験を積んできました。そうした経験を踏まえ、欧州評議会によって、2008年から、異なる文化を持つ住民の間の交流を進め、文化的多様性を街の活力の源泉とする「インターカルチュラル・シティ」という取り組みが進められています。
本シンポジウムには欧州評議会が主導する、この「インターカルチュラル・シティ」プログラムに賛同し加盟する欧州3都市に加え、日本と韓国からも多文化共生に積極的な取り組みを行っている各3都市から、首長および実務家が集まり、それぞれの取り組みを比較しながら、多文化共生のあるべき姿を探るとともに、日本・韓国・欧州の多文化共生都市のネットワーク構築への一助となることを目指します。
日時 2012年1月18日 水曜日
場所 韓国文化院 (東京都新宿区四谷4丁目4-10)
使用言語 日本語、韓国語、英語(同時通訳)
主催 国際交流基金、欧州評議会
後援 駐日韓国大使館 韓国文化院、財団法人自治体国際化協会(CLAIR)、財団法人全国市町村研修財団全国市町村国際文化研修所(JIAM)、内閣府、総務省、外務省、文化庁
プログラム予定
≪1月18日 水曜日 10時から18時≫
=多文化共生都市首長サミット=
日本、韓国、欧州から参加する9都市の首長が各都市における取り組みを紹介し、今ある課題と次なる施策について議論を行います。
- イントロダクション
10:00-10:15 開会の辞国際交流基金
- 各国/地域の現状
各国/地域における「多文化共生」の現状を紹介。
10:15-10:50 欧州の現状:ロバート・パルマー(欧州評議会)
10:50-11:10 日本の現状:山脇啓造
11:10-11:30 韓国の現状:梁起豪(聖公会大学教授)
11:30-11:45 Q&A
11:45-13:15 昼食
- 多文化共生都市首長サミット
各セッションにおいて、首長のによる各15分ずつのご講演に続き、コメンテーターより5分間のコメントをいただき、残り時間で議論を行います。
13:30-14:50 第1セッション
アントニオ・コスタ(ポルトガルリスボン市長)
鈴木康友(浜松市長)
鄭承奉(チョン・スンボン、安山市副市長)
モデレーター / 山脇啓造(明治大学教授)
コメンテーター/ フィル・ウッド(都市政策専門家)
15:00-16:20 第2セッション
カタリーナ・ベリグレン(スウェーデンボットシルカ市長)
松原忠義(大田区長)
文錫珍(ムン・ソクジン、ソウル市西大門区長)
モデレーター / 梁起豪(聖公会大学教授、韓国多文化学会前会長)
コメンテーター/ 田村太郎(一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事)
16:30-17:50 第3セッション
フランコ・コッラディーニ(イタリアレッジョ・エミリア市副市長)
中山弘子(新宿区長)
廉泰英(ヨム・テヨン、水原市長)
モデレーター/ ロバート・パルマー(欧州評議会)
コメンテーター/ 毛受敏浩(公益財団法人日本国際交流センターチーフ・プログラム・オフィサー)
17:50-18:00 東京宣言
閉会の辞 ロバート・パルマー(欧州評議会)