変革期を迎えた学習プラットフォーム
BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、2012年度第4回 BEAT Seminar「変革期を迎えた学習プラットフォーム」を3月23日(土)に開催致します。これまで9年間に渡り回を重ねてきたBEATセミナーも今回が最終回となります。
近年の米国を中心とするMOOCs(Massive Open Online Courses、大規模公開オンライン授業)の動きは、オンライン教育サービスの新たな展開を示すとともに、「反転授業」に代表されるような従来とは異なる教育方法の導入を促しており、教育機関で提供される教育のあり方が問われています。
この動きは、現在どのような形で進行しており、今後の国内の学校教育にどのような影響をもたらす可能性があるのでしょうか。
今回のBEATセミナーは二部構成で行います。
まず第一部では、今年度実施したSoclaプロジェクトの活動成果として、3年目を迎えた高校生を対象とするソーシャルラーニングプログラムと、小論文、数学をテーマとした研究プロジェクトの報告を行います。
そして、今年度で終了するBEATのこれまでの9年間の成果を振り返り、全体的な総括の報告を行います。
次に第二部として、サービス開始から1年足らずですでに200万人以上の登録者数に達する大規模公開オンライン授業プラットフォーム「Coursera(コーセラ)」の共同創設者でスタンフォード大学教授のダフニー・コーラー氏に、今回が日本初となるご講演をいただきます。
そして、「プラットフォーム戦略」に深い見識をお持ちの平野敦士カール氏(ビジネス・ブレークスルー大学/教授)、オープンエデュケーション研究がご専門の重田勝介氏(東京大学大学 総合教育研究センター/助教)をお招きしてパネルディスカッションを行います。
大きな変革期を迎えつつあるオンライン教育や学習環境プラットフォームの今後について議論します。