2011 年東日本大震災、2011 年新潟福島豪雨・紀伊半島豪雨、 2012 年九州北部豪雨、2014 年8月豪雨(広島土砂災害)、 2014 年御嶽山噴火、2015 年鬼怒川堤防決壊、2016 年熊本地震・北海道東北豪雨、2016 年糸魚川大火など、近年の日本では災害が多発している。地震が少ないといわれた地域で大地震が起き、豪雪対策をしてきた北国で豪雨が増えるなど、地域であまり想定されていなかった自然災害が増えている。
建設トップランナー倶楽部は、これまでインフラの町医者をめざして、地域防災の担い手、社会インフラの守り手、複業による雇用の支え手として頑張ってきた。近年では、防災事業、発災時の初動対応、復旧工事における役割が重要になっている。担い手不足の中で、新工法や ICT の活用など、新たな挑戦も始まっている。
さらに、中山間地域や離島では、農林水産業の健全な営みが地域の保全と防災につながるとして、農林水産業と建設業の複業を進める建設経営者もいる。
本フォーラムでは想定外の災害への備えに焦点をあてる。これまでの教訓を生かして地域建設業はどう備えるべきか、複業の経験からみた地域防災、災害対応の新しい動きについて、その取組みをもとに議論する。
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