銭湯に通うような気分で、町の人々が気軽に芸大(東京芸大千住校舎)にやって来て、だじゃれを言い合い、そこから音楽が生まれる。そんな光景を夢見て、「千住だじゃれ音楽祭」を立ち上げました。江戸の人々が俳諧連歌を楽しむように、音楽を楽しむ場を、千住ならば生み出せるに違いないからです。プレイベントとして、3月に「風呂フェショナルなコンサート」、5月に「だじゃれウォーキング」を開催し、普段、芸大に来るはずない人が、芸大のスタジオで「駄洒落ソング」のレコーディングをしたり、芸大生が町のおじさんに叱咤激励を受けたり、少しずつ風穴があいております。80周年にふさわしい、とんでもない伝説の祭りを、楽しく面白く開催すべく、皆さん、「だじゃれ音楽」のアイディア応募、よろしくお願いいたします。(野村誠筆)