包括脳キャリアパスセミナー
「これからの日本社会が求める博士人材」
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2015年12月17日(木)13:30 - 16:10
(イベントの一部は著作権の都合で放送できない場合があります。あらかじめご了承ください)
<タイムテーブル>
13:30 ~ 13:40 「趣旨説明」
平井 宏和(群馬大学)
13:40 ~ 14:10 「リサーチ・アドミニストレータで活かす研究経験」
加藤 英之(筑波大学 URA研究支援室 チーフ リサーチ・アドミニストレータ)
14:10 ~ 14:40 「伝えるためにできること ― 聞くこととまとめること」
長神 風二(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 特任教授/広報・戦略室長)
14:40 ~ 14:50 休憩
14:50 ~ 16:10 「博士人材の就職活動を考える ~採用者側の期待と自身の売り込み方~」
株式会社 アカリク
(敬称略)
大学院重点化による博士課程学生定員の増加と、それに続くポストドクター等一万人支援計画、いわゆる「ポスドク1万人計画」により、日本国内おける博士号取得者の数は急増した。一方で、その就職の受け皿となる大学教員のポストが増加することはなく、安定した職に就けない博士人材のキャリアパス問題が叫ばれてすでに久しい。また、少子高齢化が急速に進む我が国において、教員のポストが増えると考えるのは現実的ではなく、博士号取得者はアカデミア以外の就職先も視野に入れながら、キャリア形成を模索する必要がある。
本セミナーでは、前半に研究支援職に就いている2名の演者からのご講演をいただく。文部科学省は、「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」という事業を実施し、URAシステムの整備と定着を大学側に促しており、今後、博士号取得者の人材活用先として研究支援職の重要性が増してくると思われる。
一方、アカデミアだけでなく、民間企業へ就職も極めて重要な選択肢である。しかしながら、博士人材の民間への登用は十分に進んでいないのが現状である。そこで、本セミナーの後半では、博士人材が民間企業へ就職するための実践的なアドバイスを、その道のプロフェッショナルである、株式会社アカリクの方からご講演いただく。
いずれの演者のご講演も、普段は聞く機会の少ない貴重なものであり、このセミナーが若手研究者や博士課程の学生にとって、自身のキャリアパスを考える一助となることを期待する。
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配信技術協力:理化学研究所 脳科学総合研究センター神経情報基盤センター